相続税の対策法4 分割のテクニック

 

生前対策は、ほんとうにいろいろなテクニックが使えます。

息子が二人いる場合、長男に実家を譲りたい場合があるとします。

 

ケーススタディ4

  1. 親が住宅(建物だけ)を、長男に贈与、もしくは譲渡(売却)
  2. 底地は長期の定期借家契約を締結
  3. 相続時、底地は共有名義になる(そのままでOK!)
  4. 持分の地代を長男が次男に支払う、もしくはお金があれば購入

 

親子間売買でも、たとえば暦年贈与を使い、長男の費用負担無く、建物を長男が取得できます。

次男が、底地を誰かに売却しても、長男はなんの問題も無く、そのまま住み続けることができます。

共有名義は、将来へ問題が残りやすいといわれていますが、このケースでは、共有名義を上手く利用するとても珍しい手法です。

ただし相続には様々な状況がありますので、実行できるかどうかは素人判断ではリスクが高いので、ご相談ください。

 

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